食卓でもお馴染みのキュウリの原産地をご存じでしょうか?
キュウリはインド、ヒマラヤ山麓が原産地といわれています。インドから中国、そして日本に伝わってきました。 キュウリの栄養成分としての特徴は水分。なんと90%以上が水分です。そのためか、昔から水神(カッパ)と縁が深い野菜とされてきました。
水分が多いので栄養的には期待はできませんが、カリウム、カルシウム、ナトリウムを適度に含んでいるので、身体に負担をかけずに水分補給できます。利尿作用があるので、むくみの解消やのぼせの改善に最適。身体を冷やす作用があるので、夏の暑気払いに適しています。 キュウリ特有の青臭さはピラジンという成分で、血がかたまるのを防いでくれるので脳梗塞や心筋梗塞の予防や治療に効果があります。頭部の苦みには抗ガン作用がある成分も入っています。 漬け物にするならぬか漬けがオススメです。ぬか漬けにすることで疲労物質を取り除いてくれるビタミンB1が8倍に増えます。
注意すべきことは胃腸の弱い人や冷え性の人は生でたくさん食べると下痢を起こすことがあるのでお気をつけください。
これからどんどん暑くなります。暑さ対策として旬の野菜:キュウリを食卓に取り入れてみるのもエコにつながるかもしれませんね。
みなさんは大きく育ったキュウリをどんな風に料理しますか?
先日、いただいたキュウリの中に王様がいたのでご紹介します。その姿はまるでヘチマ。太さは二の腕くらいで、重さは1kgぐらいあったのではないかと思います。こんなに大きなキュウリが実るキュウリ棚・・・想像するとまるでおとぎ話の『巨人の畑』みたいで楽しい気持ちになりました。 もちろんこのキュウリくんも連れ帰りましたが、さて、どう調理すれば良いものか・・・。 後日、ご報告できればと思います。
2012年6月27日
栄養士のコーナー・新
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