スズキは成長するにつれて呼び名が変わる出世魚ということをご存じでしょうか?
生まれたては「コッパ」、20~30cmを「セイゴ」、30~50cmを「フッコ」、60cmを超えると「スズキ」と呼びます。 スズキと呼ばれるまでには3~4年もかかるそうです。
旬は6月~8月で刺身やあらい、塩焼き、フライ、蒸し物など幅広く料理できる魚です。
栄養成分としての特徴はリンや鉄カリウムなどのミネラル、そしてビタミンAやビタミンB1、ビタミンDを含みます。 ビタミンAは粘膜の生成を助け、目の乾燥を防ぎ風邪などの予防にもなります。 ビタミンB1は疲れを緩和させ手足のしびれやむくみ、食欲不振の症状を防ぎ、ビタミンDはカルシウムの吸収を助けます。
なんとなく怠い、疲労、食欲不振といった夏バテ症状の強い味方になる食材ですね。
中国では昔からスズキには利尿作用や安胎作用があるので、妊娠中毒症や流産の予防として食べられていたそうです。
2012年5月22日
栄養士のコーナー・新
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