40年、50年前までは遠足や病気のときにしか口にできない貴重品だったバナナ。
今やバナナを見かけない季節はないほどに果物の定番となっています。季節感のない果物ではありますが、4月20日に徳島マラソンが開催されるので紹介したいと思います。
原産は東南アジア熱帯地方で、日本では明治時代以降に普及しました。最近では年間消費量も一世帯当たり3.8kgにのぼっています。
バナナの主成分は炭水化物で、熟すにつれて消化されやすい果糖やブドウ糖に変化します。バナナ1本あたりのカロリーはご飯半膳分に相当し、エネルギー量は果物の中でトップクラスなのでマラソン前のエネルギー補給には最適といえます。
バナナには体を冷やす作用があるので、風邪で熱っぽいときにもオススメです。繊維質が多く通便をうながし、炎症をとるので痔にも効きます。また、免疫力を増強させる免疫増強剤と互角の力を持っていることが判明しているので、ガン予防にも効果が期待されています。
注意すべきことは、抗結核薬のイソニアジド、抗うつ薬のサフラジンを服用している人は、バナナに含まれる5-ヒドロキシトリプトファンという成分により、頭痛や高血圧などの症状が出る場合があるのでお気をつけください。
徳島マラソンを走るみなさん、がんばってください!!
2014年3月28日
栄養士のコーナー・新
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