3月の料理教室は『押し寿司レシピ』
お話は『乳酸菌について』でした。
腸内環境を整えて免疫力を高めるなど、人に有益な働きをする微生物のことを『乳酸菌』といいます。
ビフィズス菌も乳酸菌の一種でその種類は200以上あると言われています。乳酸菌は人体によい影響を与えるため、善玉菌といわれています。抗アレルギー効果やピロリ菌を排除する作用のある特定の乳酸菌を利用した商品が開発されて人気を集めています。
年をとると腸内の悪玉菌が増え、それらが作り出す有害物質によって腸の老化がいっそう進みます。しかし、乳酸菌を補えば悪玉菌は減り、腸内菌のバランスは改善されます。悪玉菌が生産した有害物質は通常、肝臓で無毒化されますが、悪玉菌が減れば有害物質も減るため、肝臓の負担が軽くなります。そして腸の老化やガンの発生リスクも低くなるというわけです。
免疫力アップによいとされる菌は明治ヨーグルトのR-1、ヤクルトのソフール。花粉症改善には伊藤園の朝のYoo(フェリカス菌)。ピロリ菌排除にはLG21が有効といわれています。
押し寿司の酢飯はごま、三つ葉、炒り卵の3種類。サーモンと鯛を交互にしきつめて飾りにはプチトマトとアボガトでかわいらしく仕上げました。見た目にも春らしい一品になりました。ひじきとれんこんのデリサラダはカレー味で一度に作っておけば冷蔵庫で4日はもつのでお弁当のおかずにちょこちょこ使いができる一品でした。おからの梅マヨ和えは見た目がポテトサラダ?と見紛うほど。通常のポテトサラダよりも低カロリーで高食物繊維のダイエット一品でした。あっさりクリームスープは鶏ガラベースで白菜とハムを煮て、最後に牛乳を入れて水溶き片栗粉でとろみをつけて仕上げる一品でした。お寿司にはすまし汁といった定番組み合わせより、野菜やカルシウムが多くとれ、塩分も控えめにできるので、新たなコンビとしてオススメです。
2015年3月をもちまして6年間続けてまいりました料理教室をいったん終了することとなりました。
多くの人と出会い、楽しい時間、素敵な思い出がたくさんできましたことを心から感謝申し上げます。
またどこかで私をお見かけの際はぜひお声かけください。
みなさまのご健康をお祈りしております。
2015年3月28日
栄養士のコーナー・新
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