ゴマが身体に良いということは皆さんもご存じかと思います。
今月はゴマの働きについてご紹介したいと思います。
ゴマには白ゴマ、黒ゴマ、金ゴマの3種類がありますが、食用に用いられるのは主に黒ゴマで薬効も高いと言われています。金ゴマは3種の中でも香気が高く、懐石料理などに用いられています。
ゴマの魅力は高品質のたんぱく質を多く含むことです。なかでも必須アミノ酸のメチオニンが含まれているのが特徴です。これは肝機能を正常に保つために働く成分です。
他に鉄分やカルシウムも多く含んでいるので、鉄欠乏性貧血なのにレバーが苦手の人や、カルシウムを摂取したいけど乳製品が苦手な人にはお勧めの食材です。
注目の栄養成分としては『セサミン』。セサミンは胃腸で分解されずに、肝臓につながっている門脈で吸収されるので肝機能の強化に有用です。またアルコールの分解を促進する 作用があるので、酒の肴にゴマを使用した物を食べると二日酔いを防ぐことができます。
その他ゴマには女性に嬉しい働きも。ミネラルやビタミンEが豊富なこともあり、肌をなめらかにし、若さを保つ働きもあります。頭髪の健康を保つ作用もあり、抜け毛予防や白髪になるのを遅らせてくれます。こういったゴマの効用を得るには毎日大さじ1杯を目安に食べることと、少量でも毎日とることがポイントです。
2012年1月25日
栄養士のコーナー・新
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