栄養士のコーナー

管理栄養士のコーナー(旧)

2月食材紹介:合成甘味料

今月は旬の食材紹介ではなく、みなさんに知っておいてもらいたい『食品添加物』についてお話ししたいと思います。
患者さんと話しをしているとよく聞くのが「ジュースはカロリー0のを選ぶようにしとるけん問題ないだろ?」「カロリー0はヘルシー」など。まるで体に良いもののような言い方をされる方が多いです。私はそこで「なんでカロリーが0なのか知っていますか?」と質問します。たいていの方は知らないことが多いですが、それは甘味料が『合成甘味料』だからです。合成甘味料のアスパルテームは脳腫瘍との関連が指摘され、動物実験では白血病や悪性リンパ腫をおこすことが分かっています。アセスルファムKは動物実験の結果から肝臓にダメージを与えたり、免疫力を低下させる可能性があります。スクラロースに関してはあのダイオキシンと同じ有機塩素化合物の一種です。「ダイオキシン入りのガンになるジュースです。カロリーを気にせず飲んでください。」と言われたら飲む方はいらっしゃらないのではないでしょうか。これらの甘味料は市場に出回るようになってまだ新しいものなので、動物実験のデータしかないのですが、これから先、長い人生を歩まなければならない子供や、これから子供を産み育てる世代の方などは特に摂取は控えたほうが良いと思います。 「カロリー0は太らないから体に良い」というのは大手メーカーの戦略にはめられている気がしてなりません。ジュースを買う時、お菓子を買う時など、その商品にはどのような甘味料が使われているかよく見て、本当に体に良い物なのか考えて購入してください。

2015年2月1日

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